ここでは、院長の日々の出来事や感じたことについて更新していきます。医療に関することだけでなく、猫のタマのことなど幅広くつぶやきます。
車暴走の原因、確認できるでしょ!
中国での事件ですが、テスラ社の車が猛スピードで暴走し死傷者が出ました。ドライバーはブレーキを踏み続けたと訴えていますが、テスラ社はコンピューター上にはブレーキを踏んだ記録がないと発表したようです。それはそうでしょう、ドライバーが正しければ狂っていたコンピューターの記録が正確なはずがありません。ではドライバーが絶対に正しいかと言えば、ブレーキとアクセルを踏み間違えてパニックになっていた可能性も否定できません。
このような事態は珍しくなく、かつては2代目プリウスでもよく起こっています。やはりコンピューターでの記録を重視するので、ドライバーの責任と判断されるのが常のようですが、クリニックの医療機器でもコンピューターが不安定になる事は日常茶飯事で、そんなときは「今日は機嫌が悪い」と言います。
だったら人の記憶やコンピューターの記録で争わずに、もっと簡単な方法で誰の目からみても明らかなようにすればいいではありませんか。
その方法とは、ドライブレコーダーの技術でペダルの上方からドライバーの足の動きを記録するだけのことです。こんな単純なことはすぐに思いつきそうなのに、何度訴えられても自動車メーカーが実行しようとしないのは、本当はコンピューター制御にまだ100%の自信がないからかも・・と邪推してしまいます。
私は「車はあくまで人が操縦するもの」だと思っています。だから便利かもしれないけれど、想定外の挙動を起こすかもしれない装置に頼るのは嫌いです。
そういえば日産のコマーシャルではキムタクが得意げに自動運転をひけらかしていますが、その最中での事故の責任はすべて会社にあってドライバーは無罪だと裁判所が保証した訳ではないのでは? つい「ア◯だね、日産」とつぶやいてしまいます。
9月6日 台風が過ぎたので・・
2022-09-06
台風11号の進路から離れた延岡市でも、昨夜は強い風と時折大粒の雨が降りましたが、今朝からは晴。昼休みにはちょっと運動しました。
クリニックから海咲団地へと続く坂道を150mほど駆け上がり、歩いて降りてまた駆け上がる(駆け上がるといってもゆっくりですが・・)。これを5回。
本日の気温は30℃、湿度が高くてなんだか蒸し風呂のような空気でしたが、運動して汗を流したあとは気分が爽快です。
「足が弱ると脳も弱る」と言われますから、ちょっと負荷をかけながら運動しています。
東国原英夫氏が宮崎県知事選に再び立候補!?
2022-08-19
前回の退任から干支一回りの期間を経て、東国原英夫氏が再び宮崎県知事選に立候補しました。
これはちょっと驚きです。
支持率が下がった訳ではないのにたった1期で辞めてしまい、活動の拠点を東京とテレビに移した過去を考慮すれば、また地方に張り付いて仕事をするとは思ってもいませんでした。中には「裏切られた」と感じている県民も少なくないようで、今回は苦戦することが予想されます。しかも、汚点によって辞任した知事の後釜を決めるための新人同士の選挙戦であった前回とは違い、今回は盤石にも見える現職との対決です。当選は困難と予想されているのは当然でしょう。
一方、現職の知事は真面目で誠実な印象、これと言った失点もありません。まさに「安定」という言葉がピッタリです。ただしすでに3期に渡り今の地位にあり、今度当選すれば4期、16年間の長期間になります。次の任期中にも大きく崩れることはないでしょうが、かといって目を見張る発展もなさそうです。これを県民がどう考えるか・・?
やはりキーとなるのは東国原氏の本気度、そして具体的な政策を示し支持を集められるかだと思います。コロナ禍が拍車をかけて低迷する地元の経済を立て直す秘策があるか、医療体制をどのように整えるのか・・。東国原氏が知事になれば明るい未来があると思う人が多ければ当選するかもしれません。
私としては、選択肢が増えることを歓迎しています。どちらに投票するかは言えませんが・・。
コロナ対策について 私のアリバイ
2022-08-15
新型コロナウイルス発生からこれまでの政策を高く評価している人はほぼいないのではないでしょうか。マスコミや専門家と呼ばれる人たちへの不信感も日増しに高まっているようです。すでに論理が破綻したワクチンの接種を今更ながら努力義務とする頑迷な方針にはSNSでの反発がすごいことになっており、しかもその投稿にはきちんとした根拠が示されています。ワイドショーのコメンテーターたちの言っている事を鵜呑みにしてはいけません。
なにかと世間を煽動して大金を稼ぐコメンテーター、自分自身のデータも持たないままに無責任な情報を発している専門家枠の人物たち。多分、彼らは世論が変わったと感じるや手のひらを裏返すような言動をするでしょう。後からは何とでも言えますから・・。
さて、コロナ対策については私なりの意見があって、2020年、2021年と2度に渡り本を出版しています。新型コロナウイルスが発生して間もない頃と、東京オリンピック前のタイミングです。もうかなり時間が経過していますが、読んでいただければ当時の記憶が蘇りますし、何をどのように間違えながら現在に至ったのかを理解していただけると思います。ただし本に書いてあることはあくまで一開業医の私見です。
この2冊は、時の政府要人に意見書とともに送りましたが全く無視されてしまい、出版費を回収するだけの売り上げも得られませんでした。結局は目的を果たす事のない出版でしたが、この国の危機に臨んで私が当時どのような考えを持っていたのかを証明するアリバイです。後からは何とでも言えるので・・。
いったいいつまで2類相当?
2022-08-15
新型コロナウイルスは変異を繰り返しながら流行していますが、明らかになっているのは感染力を増しながら、毒性は低下していることです。実際のところ、最近の感染者数(本当はウイルスが粘膜に付着しただけでは感染とは言いません)は昨年と一桁違いますが、自宅で酸素吸入をしている患者さんの様子が報道されることは少ないと思いませんか。
一方、保健所の業務は限界を超えており全数把握などとてもできる状態ではありません。隔離施設も満杯で入所できず患者さんの多くが自宅で待機している状態です。
とっくに2類相当の対応は行えていないのに、未だ扱いを変えようとしないのはなぜでしょうか? あくまで2類相当を通すのであればそれなりの体制を整えるのが政治や行政の仕事なのでは・・!
そもそも新型コロナウイルスの毒性が発生当初から今と同じ程度だったならば、2類相当にはならなかったはずです。最初の頃はかなりの確率で呼吸不全に至り死亡したことと、ウイルスの封じ込めができると考えていた背景があったからこその応急処置であり、今や日常的なウイルスとして拡散し毒性も弱まっている現実に応じて対応するべきだと思います。
ちなみにインフルエンザはもちろん、従来の風邪でもこれくらいの重症者はいます。むしろ新型コロナウイルスの扱いが厳しすぎて安易に受診できず、解熱剤などの薬もすぐにもらえないことが患者さんを苦しめる要因となっています。